57歳 (初診時) 女性 |
主訴 |
全体的に治療したい
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治療期間・回数 |
約4年(途中、約1年間の中断期間を含む)
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治療内容
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広範型慢性歯周炎、審美障害、適正なポステリアサポートおよびアンテリアガイダンスの欠如
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治療費用 |
5,259,200円(税込) ※3ヶ月〜6ヶ月毎のメインテナンスの受診を条件に、保証期間内の通常使用による破損には補修対応いたします。
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リスク・副作用
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・治療中に口腔衛生状態が悪化した場合や、治療期間中に治療方針の変更、抜歯などが必要になることがあります。 ・手術中に、歯や骨の状態に応じて手術内容が変更になることがあります。治療は生体の状態や反応に合わせて進めていきます。個人差があるため、予定通りに治療期間が進行しないことがあります。 ・口腔清掃の不備や悪習癖の改善に努めず、予約日時を守らない場合、治療がうまく進行せず治療期間が長引くだけでなく、治療結果が得られないことがあります。 ・歯冠修復治療後、口腔清掃の不備、歯ぎしり、喰いしばり等の悪習癖の悪化などにより虫歯や歯周病の再発、修復物の破損や歯根の破折、歯髄壊死等が起こった場合、再治療が必要となります。 ・骨増生、インプラント治療は外科処置を伴うため、手術後に、まれに唇、舌、頬、歯肉などの感覚麻痺が発生する場合があります。 また、近接歯、顎、上顎洞、鼻腔に対する炎症、疼痛、過敏症、組織治癒の遅延及び顔面部の内出血(紫斑や黄斑など)が起こる可能性もあります。術後は周囲の組織が腫れることがありますが、殆どの場合、1週間程度で傷口は治ります。 ・外科処置後は喫煙、飲酒は正常な治療の妨げとなりますので術後1週間は控えてください。 ・外科処置後に処方された薬剤を服用することで、吐き気、めまい、眠気、咳、下痢などの一時的な副作用が現れることがあります。 ・治療後の長期的な安定性は、口腔内の健康状態、タバコの使用有無、タバコ使用者の協力度、噛み合わせのバランス、骨密度、歯肉状態、歯磨きの状況などによって変化します。また、口腔内の健康を保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。 ・この症例はインプラント治療の一例であり、手術回数、手術方法、上部構造の固定方法、治療期間などは、症例によって異なります。また、すべての症例が同じ結果になるわけではありません。 ・欠損部に対する治療には、部分床義歯、ブリッジ、ダイレクトブリッジ、インプラントなど、多くの選択肢がありますが、どれが優れた方法かは症例によって異なります。適切な方法を選択するには、患者さんの状態に合わせたカスタマイズが必要です。 ・歯科治療は、歯科医師と患者さんの協力によって成り立っています。良好な結果を得るには、患者さんの治療への意欲と理解、そしてご協力が必要です。患者さんのご協力に心より感謝いたします。
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上記が初診時の状態になります。
全体的な状態が良くないため、改善したいという目的で来院されました。
過去に上下の前歯にセラミック冠による治療が施されていましたが、歯茎が下がった箇所や二次虫歯(治療済みの被せ物や詰め物の周りや下に虫歯ができること)が見られ、歯周病により歯茎が腫れている状態でした。
上記が治療終了後の状態になります。
下記が石膏模型と、作製された補綴装置の写真になります。
セメント層を最小限にし、適切なエマージェンスプロファイルを得るためには、写真のようにスムースで明瞭なフィニッシングラインを設定し、精密な作業用模型が必要です。エマージェンスプロファイルとは、歯が軟組織から飛び出す前の付着上皮から、歯肉溝あたりから飛び出した先の歯肉縁を過ぎたサービカルピーク付近までの部分のことです。
また、トランジショナルラインアングルの部分をしっかりリダクションすることで、ストレートエリアがコンベックスな形状とならないように留意しています。
歯肉が厚い場合、歯肉が薄い場合よりも、審美的な補綴装置を長期に安定させることが難しいと考えられています。十分なティッシュリテンションを確保しないと、歯肉が炎症を起こしてロール状に腫れることがあります。このため、適切なエマージェンスプロファイルの調整幅を確保するために、意図的に歯肉縁下深くにフィニッシングラインを設定しています。
下記が治療後の状態になります。
再度、下記が診療前後の比較になります。
インプラント治療のことでご相談されたい方は福山市の歯医者「やまもと歯科」までお気軽にご相談くださいませ。
福山市 歯医者 やまもと歯科 インプラント症例