Casebook

症例集


【症例5】単独歯中間欠損に対してインプラント治療を行った症例

2022.11.25





52歳 女性
主訴

左下奥歯にインプラントをしてほしい

治療期間・回数

約10ヶ月・約15回

治療内容

欠損部に対して2回法によるインプラント治療

治療費用

440,000円(税込)
(3ヶ月〜6ヶ月毎のメインテナンスの受診を条件に、保証期間内の通常使用による破損には無料で補修対応いたします)

リスク・副作用

・骨増生、インプラント治療は外科処置を伴うため、手術後に、まれに唇、舌、頬、歯肉などの感覚麻痺が発生する場合があります。 また、近接歯、顎、上顎洞、鼻腔に対する炎症、疼痛、過敏症、組織治癒の遅延及び顔面部の内出血(紫斑や黄斑など)が起こる可能性もあります。術後は周囲の組織が腫れることがありますが、殆どの場合、1週間程度で傷口は治ります。
・術中に、歯や骨の状態により手術内容が変更となることがあります。
・喫煙、飲酒は正常な治療の妨げとなりますので術後1週間は控えてください。
・術後に処方する薬剤の服用により吐き気、めまい、眠気、咳、お腹が緩くなるなどの一時的な副作用が現れることがあります。
・治療後の長期安定性は、口腔衛生状態、喫煙の有無、喫煙者の協力度、咬合力、咬み合わせ、骨量、歯肉量、歯磨きの状態等により変化します。また口腔内を維持するためには定期的なメインテナンスが必要になります。
・本症例はインプラント治療の一例であり、手術回数、手術方法、上部構造の固定方法、治療期間など症例ごとに異なります。
また全ての症例が同様の結果となるわけではございません。
・欠損部に対する補綴治療は、部分床義歯、ブリッジ、ダイレクトブリッジ、インプラントなど、様々な選択肢があります。


左下5(左下第二小臼歯)欠損に対してインプラント治療を行なった症例になります。

左下第二小臼歯の先天性欠損(生まれつき歯の本数が足りないこと)のため大人になっても乳歯が残っておりましたが、この度ついに抜けたためご来院されました。

あくまで一例ではありますが、1本欠損のインプラント治療の流れについてご紹介致します。

※以下より手術中の写真が表示されます。

術前のレントゲン

CT検査においても既存骨は十分あることを確認でき、インプラント埋入の難易度は高くないと判断しました。欠損部位に対する補綴処置として、インプラント治療だけでなく、部分床義歯、ブリッジ等の利点・欠点について説明を行ったところ患者様はインプラント治療を選択されました。




上図、一次手術(インプラントを骨の中に埋める手術)時の写真になります。


一次手術の約4ヶ月後に上の写真のように二次手術(インプラントにヒーリングアバットメントを装着する手術)を行いました。

(左図)二次手術前
(右図)二次手術後


インプラント体に装着する上部構造の作成をするために印象採得(型取り)を行います。


上の写真は完成した上部構造(ジルコニア)になります。



上図2枚の写真は治療後の状態です。

天然歯と同様にスキャロップ(歯茎のラインが示す貝殻の形のような形態)を描き自然な健康観となるように留意して行なっております。

(左図)術前レントゲン
(右図)術後レントゲン

事前にシミュレーションした部位にほぼずれることなく埋入できており既存骨の周りに十分な骨が存在していることが確認できます。


本症例においては、当該歯は先天性欠損であり、治療前の口腔内の歯列、咬合、既存骨、歯周病の程度、はどれも比較的条件がよく、また欠損部の隣在歯(隣の歯)は生活歯(生活歯髄を有する歯)であり健康な歯質が多く残っている状態でした。

そのため、部分床義歯(部分入れ歯)やブリッジより、インプラントを選択することで、不要な歯質の削合(歯質を削ること)は避けることができたという点では、非常に有益な選択であったと考えております。

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