第二の永久歯と呼ばれるインプラント

人間の歯は乳歯から永久歯へと生え変わります。しかし、永久歯が抜けてしまうと二度と歯が生えてくることはありません。インプラントは「第二の永久歯」とも呼ばれており、見た目は天然歯のような審美性を持っています。入れ歯のように取り外すこともなく、機能性に優れており、自信の歯を同じ感覚で食べ物を噛むことができます。
- いつになっても入れ歯に慣れない
- 入れ歯のバネが気になる
- 入れ歯の管理が面倒
- 健康な歯を削りたくない
- 歯を失ったが口元は美しく保ちたい
上記の考えをお持ちの方はインプラント治療を考えて頂ければと思います。
インプラントの寿命
インプラントは口腔ケアを正しく行っていれば10年以上使い続けることができます。
しかしながら、インプラントは細菌感染に弱いため日々の手入れを怠ってしまうとインプラント周囲炎などの病気にかかってしまい、インプラント脱落や再治療リスクが高まります。
長く機能を保ち続けるには、患者さまご自身のセルフケアと定期的な歯科医院でのメインテナンスが重要になります。
インプラントを先延ばし、遅らせることのメリット

インプラントは生物学的復旧といいますが、結合の歯性の付着がなく弱いです。組織学的な構造上、攻められると、一気に侵入される構造でインプラント周囲炎になりやすいのです。
また、インプラントの生存率というのも100%ではありません。10年生存率が97%。上下で異なりますが95~90%と報告されています。
つまり、35歳でインプラントを打った場合、45歳の時の生存率は90%台になり、それが20年以降になるとさらに生存率が下がり、人によっては抜けてしまう可能性があります。
ですから、もし、今の歯を適切な保存の仕方をして長持ちさせておけば(残しておけばなんでも良いというわけではありません)、インプラントを先延ばし、遅らせることにメリットはあると思います。